「Boneuのコラボ商品がスーパーに並ぶまで、、、」
2018年の晩夏、とある工場に見学に行ったのがはじまり。
中国・四国エリアのスーパーマーケットに向けてのサラダや総菜の製造・販売をしている会社ダイエットクックサプライの工場がそれです。
地域密着をモットーに、地元で生産される食材を生かした商品の開発を行っていて、地産地消にも積極的に取り組まれていて、、、
「うちとBoneuさんでコラボ商品作りませんか?」
工場長からそんな提案をいただきました。実は、工場見学はそのためで事前にその様なお話はいただいていました。そして改めて工場見学を終えたうえでのコラボのお話。工場長からはさらに「うちの会社としても初めての試みですし、あまり前例のない話ですが、○○のでやってみませんか?」・・・
「それではさっそく商品開発始めましょう」とは、さすがにならず, まずは、顔合わせ
ここまでの話は私と工場長とのやり取り。もちろんダイエットクックサプライ社内ではある程度 ボヌーとのコラボの企画の話はしていたと思うのですが、実際に会って話をしているのは工場長と私だけでしたので「まずは呑みの席を」と福山駅前の某飲食店へ。メンバーは
DCC(株式会社ダイエットクックサプライ)さんのとの顔合わせも無事終え、いよいよプロジェクトスタート。
再度私は、工場長とお話をして、今後の流れやプロジェクトの目的やポイントなどは話をしていきました。その打ち合わせの際に工場長がしきりに言ってくださるのが「ボヌーさんにとってメリットがあるように、また迷惑にならないように」そのことを何度も仰ってくれるのです・・・
「開発のプロセスにこだわる理由」それは、私の前職での、苦く、そしてありがたい経験があったからです。私はBoneuで起業する前、福山の某結婚式場で働いていた時が4年ほどありました。その会社では洋食厨房の責任者をさせていただきつつ「企画室」にも掛け持ちで配属になっていました。年間の定例行事やイベントなどの企画を立ち上げたり、総括したりといった部署で、私は上司の下で、勉強させていただいていたのですが、、、その時に私が一番苦労し、また貴重な経験になったのが他部署との関係です。簡単に言えば「人間関係」です
開発メンバーそれぞれと連絡を取りながら、3品の商品開発を行っていきました。その3品とは、何回かミーティングを重ねたうえでターゲットを絞り込みコンセプトを考えて、決めた3品。開発メンバーが一人一品を担当し、私がそれぞれメンバーと一緒に開発しブラッシュアップさせつつ完成させる流れでした。でずが、ボヌーのレシピをそのまま商品にすることはできません。
夏から始まったこのコラボ企画。2019年の春に向けて開発を行っていました。なので2018年内には何とか形にして年明けにはダイエットクックさん内での社内プレゼンをクリアして、いよいよスーパーマーケットにプレゼンに出れる。当たり前のことですが、ボヌーで新メニューを作るのとは訳が違う(笑)。とにかく越えなければいけないハードルかいくつもある。まず、①おいしいメニューを作ること、②工場での調理工程で実現が可能なメニューであること、③社内プレゼンでOKが出ること
越えなければならない課題それは「価格」でした。商品開発を行っている時から当然、ずっとこの課題は出ていましたが、方針としては「コラボの付加価値として今までの価格帯を超える高単価で勝負しよう」とはなっていったのですが、、、。プレゼンを行い、原価や作業工程等々精査して、出てきた販売価格に一同「う~~~ん、、、、、、」たぶん私以外全員、「う~~ん、、」ってリアクションだったと思います(笑)。私一人は「この内容でこの価格なら、、まあお得」なんてお気楽に思ってました(笑)
白紙になったB&Dコラボ。とはいえ、あきらめたわけでもプロジェクト自体が白紙になったわけではなく、一度チャレンジに失敗しただけ。しかも、いろいろと経験できたし課題もしっかり見えた。意気消沈している期間はありましたが、やっぱり前向きなほうが楽しいのでだんだんとモチベーションが戻っていったころちょうどまた、工場長から連絡が。「第二弾の打合せしましょう」
キタ!