起業編
いろいろとやらなければならない事がたくさんある中で、最も大切だなと思うのが
「2.コンセプト等」かなと思います。「等」としているので、いろいろ言いたいことがあるのですが
言葉を変えて一言で言うと「理念」です。
独立起業するときに、実はこの「理念」をしっかり持っているかどうかは重要な要素だと思います。(その人のタイプにもよりますが)
「自分は何のために起業するのか?」
「何がしたくて起業するのか?」
「起業してどう成りたいのか?」
お店をはじめたいと思う人は、きっといろいろなやりたい事や、アイデアや、野心はあるとは思います。
そんな「志」をしっかり言葉に落として、自分に自問自答しながら、「理念」を「言葉に起こすこと」を私はお勧めします。
理念は本当にざっくりしたものでいいと思います。逆にざっくりとしていた方がいいのかもしれません。
ただ、自分の「絶対譲れない想い」を理念に出来ていればです。
そこから、料理や内装、サービズスタイルなどのコンセプトに落とし込み、さらに具体的なメニューやカトラリー、BGM、内装、ユニフォームなどなど決めて行けたらいいと思います。
料理人一筋の人だったりすると、兎角、「やりたかったお店」の想いが積もりすぎて、「料理メニュー」や「サービススタイル」などから考えがちです。
それはそれで構わないのですが、改めて「何のために、、、」の部分を考えてみてください。
ほんとに独立起業しないと出来ないことなのか?自分じゃなきゃダメなことなのか?自問自答することが、実際に起業した後に生きてきます。
してない人は、後からでも必ず”する”ことになります。
で、私は出来ていたかというと、、、足りなかったのかもしれません(笑)
ですが、それなりにはやったかなとは思います。
Boneuの理念は
「22世紀の食文化を創造する」としています
が、これは実はあと付けで作った言葉です。先輩の料理人の経営者に
「理念は作っておいた方がいいぞ」
と言われて、開業した後から作りました(笑)
(※私の場合は、起業後に「理念」を作ったことは悪くなかったと思ってますが、先に作った方がいいですよ♪)
私が起業時に思っていたのは
1、大好きな水呑町に自分が食べたいって思う料理を作る
2,飲食業の人(または料理人を目指す人)が憧れるようなお店にする
3,ランチの時間を外してもがっつり食べれるような営業スタイルにする
って感じのコンセプトというか想いでした。
1については、私の料理人としてのスキルとやりたい事を重ねた「西洋料理と東洋料理のマリアージュ」をコンセプトにメニュー内容などにおとしこみました。
2については、営業時間や定休日の設定です。「日曜日休み、夜はしない」家族との時間、身体に負担の無い労働時間を確保して、飲食業界の魅力と楽しさを表現したかった。
3については、多様なニーズに答えたくて朝でも、アイドルタイム(15時以降)でも、しっかりと満足いくランチを提供したい。
こんな感じで「定休日」「営業時間」「メニュー」「サービススタイル」を決めていきました。
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