えっもう帰っていいのですか?
「みやび」で働き始めて私が最初にカルチャーショックを受けたのが、勤務時間というか労働体型です。
流石、労働会館だけあって、めちゃくちゃホワイトな勤務体系でした!!!。
それまで私は、いろいろなお店で働いてきましたが、朝8時から夜25時まで働くとかが普通だったので8時間労働ってマジで半休かと思いました。
休みもシフトでしっかり取れるし、労働時間もびっくりするくらい労働基準法を守っているので(いや、これが普通じゃなきゃいけないのかな??)。
「鈴木君、今日はもうあがっていいよ」と言われた時間、外がまだ日が差していたのには戸惑いました。東京では終電に間に合うか間に合わないかを毎日必死で戦い、福山に来てもボントレではまぁ同じような働き方だったので(笑)。
「あぁ、いろんな世界があるのだな」と同じ飲食業界といっても自分が知っている世界がいかに狭いかをまた、認識したものです。
それでも、初めての職場ですから、また、イチから覚えるのは変わりません。転職を繰り返す中で、私が一番苦労し、また一番の経験となったのが、
「はたらく場所で常識は変わる」ってことです。
新しいお店、新しい先輩や料理長など環境が変わると、「白が黒に」「右が左に」変わります。これはホントにびっくりすくくらい変わります。
ですので、転職した最初の3カ月は兎に角、慎重かつ謙虚にしつつ、自分のポジションを獲得しないといけないので、異常なほど集中していると思います。
レストランに配属になり、最初は教えてもらいつつも、「ストーブ」のポジションをキープし何とか、自分の居場所を確保した時、少しづつ、周りの環境とか状況を分析できるようになってきました。
洋食課には二人の係長がいて
一人は「宴会の係長」
婚礼や宴会の料理を担当する係の長です
もう一人が私が面接からお世話になった人が担当していた
「レストランの係長」
毎日のレストランのランチ営業とディナー営業を担当する係の長です
とはいえ
5人しかいませんから
宴会係担当が2名
レストラン担当が3名で
宴会や婚礼が入っている時には同じ厨房内でしたから、もちろん、ヘルプしたり移動したりはしていました。
私がこの会社に入って最初に気付いた「初体験」としては
「組織の世界」ってこと
今まで働いてきた個人店などとは違い
沢山の人が働いていて、いくつかのチーム(部署)が存在して
大きく役割分担されている
自分にとっては初めての感覚で、初体験でした。
まったくわからない感覚でしたが
なぜか、ワクワクしてました。
転職してすぐのときでしたし、私も、それなりの覚悟で就職しましたから、この世界で生き抜いてやるって気概は人一倍あったつもりです。
と、同時に、こんなに自由な時間があるってことに戸惑いつつ、
今まで張り詰めた何かがホロホロと煮崩れる感覚もあり、半分不安にもなってました
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