鞆の浦に魅せられ、福山の観光地としてのハブ的魅力に感動し、食材・気候風土に興奮しながら、ビストロボントレで1年間働かせていただきました。
そんな一年間はどんな時間だったのか?思い出していきます
プロフィールおかわりもvol.31。後半も過ぎて、終わりに近づいているのかも
しれません。
以前にも書いたように、ビストロボントレのオーナーとは東京時代一緒に働いた友達でした。
私にフレンチの魅力を教えてくれた友達でもあり、一緒に東京のフレンチを食べ歩きした仲です。
そんな「友達のお店に働きに行く」と、前職のレストランキノシタをやめるときにシェフに伝え、やめたのですが。
そのあと厨房の先輩に一言アドバイスをいただきました。
「友達夫婦のお店で働くのは、いろいろ難しいからね」と、
(※もっとちゃんとした言葉だったのですが、意味合いとしてはこんなメッセージをいただきました)
その時は、そんなに意味も解らず「大丈夫です」と答えました。
実際に働いてみて、その意味はいろいろ解りました。人間ですから、いろいろな人がいますし、タイプもいろいろですが、夫婦二人で真剣に勝負しているお店で働くとき、スタッフとして一人混ざるのはホントに難しかった。
難しかったなんて言うと、相手に問題があったみたいな聞こえ方ですが、完全に私の問題でした。
覚悟。一言で言えば働く覚悟が違う。
友達として仲良くしていた分、わたしの「ともだち」としてのモチベーションと、オーナーとして毎日、勝負している二人とは天地ほどの開きがあった。
しかも、それに私はなかなか気づかずにいました。
半年もするころには、関係は、ぎくしゃくしして、私もオーナーもストレスを抱え、完全に関係性は崩壊していました。
もう一度言いますが、原因は私の働く姿勢・覚悟にありました。
それは今思えばですが。
当時はそうは思えなかったし、気付こうともしなかった、、、。
最後やめるときには、あまりいい関係ではないままだったこと、今でも後悔しています、、、。謝りたいとか、やり直したいとか、そうは思いません。
なぜなら、あの1年間の経験は私の大切な宝物だから。得難い凝縮した一年だったから。
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