プロフィールおかわりvol.30

ついにプロフィールおかわりで「広島県の福山」に来ました。

ながかった(笑)

 この広島に来た時は27歳。現在46歳(2023年)ですので20年近く前になりますね。つまり広島に移住してもうすぐ20年です。

 実家の埼玉よりも、修行していた東京よりも、広島が一番長くなってしまいました

 vol.29でも話しましたように、きっかけは東京時代の友人がお店を開業し、そのお店を手伝いに来たのがきっかけでした。

ビストロボントレ。

福山市の春日町にあった時代です(わかる人いますかね?)。

お店でどのように働いていたかなど内容を書く前に、私が初めて来た「広島県福山市」の当時感じていた印象を思い出してみたいと思います。

 夜行バスで到着のまま働き、夜中に帰宅(居候の部屋)し、早朝には出勤の一週間。忙しさと、居候の気疲れと、久しぶりの「料理人」の仕事に、頭がぼ~としていたと思いますが、それでも、お客様の会話の「備後弁」や「地の食材」に毎日興奮しながら楽しんでました。

 アパートを借りて自分の部屋を確保した時、やっとホッとしたのも覚えています。

実家に連絡して、段ボールに入れっぱなしの荷物も送ってもらい(少しの洋服と小さなテーブルくらいしかなかったですが(笑))やっとプライバシーを確保した時から、少しづつ気持ちに余裕が出来てきたとき、まず思ったのは

 魚は美味しいし、フルーツはいろいろあって安いし、お米もお酒もうまい。料理人としては魅力的な場所だなとまず、思いました。

 そして、一年住みながら感じたのは

西日本の主要な都市や観光地に日帰りで行けるので、観光に便利な場所だな~と。

というのも、私としてもそのころ流石に「永住する」とは、思っていなかったので、休み(週一日の)を利用して、四国へ行ってみたり、山陰や山口へ行った見たり、京都や大阪、姫路などにも日帰りで行きました。

 観光にほんとに便利な立地なのです、この福山。お城が好きな私としては、西日本の巨城を見て回れるのが、楽しくてたまりませんでした。 

 そして、何と言ってもこの、福山のお城「福山城」も素敵なのですが、私が魅了されたのは、

鞆の浦です。

 福山に来て1ヶ月も経たない頃(居候時代)にビストロボントレオーナー夫婦とスタッフの女子(のち奥さんになりました)と4人で夜、鞆の浦に行ったのですが

その、何とも言えない雰囲気に私はハートを射抜かれたのです。

「なんだろう、、、ここは、、、」言葉でどう形容していいのか、

いまだにわかりませんが、誤解を恐れず例えるなら

「シーラカンス、、、カブトガニ、、」とでも言いましょうか

生きた化石といいましょうか、、、。

誤解を恐れず言ってます

生きてるんです。観光地でありながら生きているんです。

鞆の浦を夜歩く中で感じたのは

ここにはリアルに人が住んでいて生活している。なのに

なんでこんなに異空間な感じがあるのだろう、、、

シーラカンスなんだろう、、、と

そんな第一印象でした。