getとeatの間を考える‐BONEU LABO-より

BONEULABOから、こんにちは

今回は

getとeatの間を考えてみたいと思います

 

答えのない私(BONEULABO)の疑問を書きますので

長文になると思います

 

いまこのブログを読んでいる方には

今から

最終消費者の気持ちになってもらって

お話を聞いて、一緒に考えてもらいたいと思います

 

本題に入る前に一つ大切なのでお伝えしますが

何かを伝えたいとか

現実を知ってほしいって部類の

話ではなく

一緒に考えたい。と思ってブログにしますので

 

「料理をいただく最終消費者」の目線となって

一緒に考えてほしいです

 

目の前にあるお料理

例えば

「肉じゃが」があるとします

 

そのお料理を

get=取得する

eat=食べる

ってワードで考えた場合

eatはそのまま

肉じゃかをいただく(食べる)ってことだと感じるかなと思います

では

getはどう感じるのかな?

「目の前に肉じゃがが来た!get!」と感じる場合もあれば

スーパーマーケットでおいしそうな肉じゃがあったので購入get!

というときもあれば

特売日でお肉が安かったのでget今夜は肉じゃかにしよう

何て場合もあると思います

もしかしたら

こどもが「芋ほり体験」をしてきて

掘りたてのジャガイモget

そんなgetもあると思います

 

getって段階があって

まず作り手か?

食べ手か?

によって分かれますし

作り手といっても

惣菜を買って来た場合か?

食材を買って来た場合か?

もあります

さらに

子供の想いや体験が詰まった

泥付きの下処理からのじゃが芋によっても

作り手といっても大きくその「肉じゃが」に

かかわるコスト(時間なども)や想いは異なります

 

cooking=調理

 

私が今回本題として考えているのは

泥付きのジャガイモからの

「肉じゃが」が作り手にとっていかに

大変なことかってことです

 

究極

スーパーマーケットでおいしい肉じゃがが

低コストで購入できます

実際に私はスーパーマーケットで

「総菜」の商品開発のコンサルタントとして

現場を知っていますから

美味しく、安価に調理する努力の姿を見ています

まさに「工場」で「人」が「手作り」で肉じゃがを作っています

ジャガイモの皮の「剥き方」から

こだわって作っています

そんな

総菜の肉じゃががある中で

泥付きのジャガイモから作る肉じゃがは

とてつもなくコストがかかります。

 

でも

子供の体験を料理したいって思うのは親心(作り手心)です

料理ってそうなんだと思います

 

ただ

「毎日の料理」

やれること

やりたいこと

やらなければいけないことの

あふれている現代に

「毎日の料理」に

余裕を持てるひとってどのくらいいるのでしょうか?

共働きで仕事も遊びも忙しい毎日に

料理のモチベーションはどのくらい持てるのでしょうか?

 

釣りも楽しいでしょう

芋ほりも山菜取りも楽しいです

 

食べるのって幸せそのものです

その間には

鱗付きの魚を内臓を取り出すところからの

料理があって

泥付きの芋を洗ったり

山菜のあく抜きに一日かけたり

 

ありがたい

頂き物への感謝

お裾分けの想い

そんな「きもち」があるから

料理するのですが

現代のコストバランスでは

モチベーションが難しい

現代の家では難しい

 

私がなんとなく持っている古き良き風習の

お裾分けなどの感謝が

重荷になってしまうのが現代の食の現状なんじゃないかなって

おもうのです

 

1/4サイズの白菜で十分だから

スーパーマーケットで購入して

鍋にしようって買って来た時に

頂く大きな白菜

頂き物・想いに感謝

「ありがたいです」

どうしましょう?

毎日鍋にしても何日かかるのか?

魚だって鮮度のいいお魚が

ちょうどいいサイズであります

選べます

 

とにかく便利なんです

すごく便利でそんな便利のサイクルの中に

毎日がルーティンされているんです

お裾分けの想いが入る余地がないほど

便利のルーティンに入っている

そんな風におもうのです

 

最初に宣言したように

私の中で答えのある話ではないので

とりとめもないですが

便利な調理(下処理)済みのお魚を「得た」現代は

魚をさばく技術は失われますし

綺麗なシステムキッチンを「得た」現代は

泥付きの新鮮な野菜は失われます

 

どうすべきかなんて

おこがましくて考えもしませんが

 

今失ったものはたぶん戻らないし

得てしまった便利はたぶん手放さない

 

収穫体験は楽しいです

食べるって幸せそのものです

 

getとeatの間の

「料理」

作るってどうなんでしょうか?

肉じゃがを作ってくれたひとは

たのしんで幸せでしょうか?どうなんでしょうか?