わたしはいつも言い訳ばかりで謝ることが出来ない人間なのです。キノシタシェフに、はっきりと「おまえは言い訳ばかりで謝ることが出来ない」指摘され、最初はそのことすら認められず、心の中で「そんなことない」とやっぱり謝ることも、認めることもできなかった。そう。つまりまさにシェフの指摘の通り、わたしは、自分の非を認めたり素直に反省したりが出来ない人間なのです。最低です。
きっと、それまでの人生でもそんなこと指摘してくれた人はたくさんいたのだと思う。
だけども、それを聞き入れることすらしなかった。
シェフに「お前はダメだ」「おまえはやるな」「おまえは何もするな」
ひたすら全否定されて続ける毎日に、完全にプライド(実のないプライド)はズタズタになり、自信も完全になくしてしまいました。
それでも、やめた方がいいと言われても、やめなかったのは、木下シェフが私にとって神のような存在だったから。
すべての言葉を受け入れるしかった。
だからこそ
思いっきり傷ついたし、自尊心なんて完全になくなっていたけど、
自分はダメだってことは自覚したから「ここ」に来たわけだし、
変わらなきゃって思っていたから「ここ」に来たのだから、
しがみついた。
とはいえ、、、
不器用ってのは本当に深刻で、、。
我ながらよくこれで今まで「自分は器用だ」って思って来たなとビビったほどに
何をしてもうまくいかなかった。
そんな期間が半年は続いたのだから
それでも、クビにはせず
根気よく叱ってくださったことに
ただただ感謝です