開発メンバーそれぞれと連絡を取りながら、3品の商品開発を行っていきました。その3品とは、何回かミーティングを重ねたうえでターゲットを絞り込みコンセプトを考えて、決めた3品。開発メンバーが一人一品を担当し、私がそれぞれメンバーと一緒に開発しブラッシュアップさせつつ完成させる流れでした。でずが、ボヌーのレシピをそのまま商品にすることはできません。
理由はいくつかありますが大きく3つ
①作業工程
②品質管理
③販売価格
です。
①作業工程についていえば、一人ですべてを行うボヌーとは違い、下処理から料理、盛り込みなどなど各部門に分かれ分量で作業工程を組むので、できることと、できないことがボヌーとは全く異なるからです。ここはボヌーにとって新たなチャレンジであり未知の領域でした。
そして②品質管理
ボヌーでもお弁当やオードブルをしているので、その場で召し上がっていただく「カフェ」とは違う「テイクアウト」品質管理は心得てはいました。しかし、大量調理・長距離輸送、店頭販売という流れの品質管理はさらに違った工夫や技術が必要で難しさがあります。
最後が③の販売価格。これが一番難しい課題となります。スーパーマーケットに総菜として販売する以上、ボヌー店舗で販売する総菜のような価格という訳にはいきません。
そんな中での商品開発ですから、私としては兎に角学びありきです。
①と②に関しては、開発メンバーに任せるところは任せ、相談するところは相談しといった感じで進めました。そして一番の問題である③。これに関しては、ダイエットクックさんとしても方向性を決めかねるほどに難しい問題で、この企画の付加価値として今までにない価格帯に勝負するか?否か?かなりミーティングされましたが、最終的には「今までにない価格帯(高単価)で勝負してみよう」という結論に至り、開発を前進させました。